漢方専門の病気と病態・病理観
こんなことはありませんか?
・些細な事でクヨクヨ
・イライラして怒りっぽく
・気を使いすぎる
・気分が滅入る
・不安になり神経をすり減らす
・悩み事を抱え込む
・体力が落ちる、気力が続かなくなる
・疲れが溜まりやすい
「心の気」と「体の気」の不調や変調
現代社会では人間関係や、環境・状況の変化に沿って、頭の働き・心の働き・自律神経の働き
などで体が敏感に反応してしまい、「心の気」や「体の気」を病む人が多くみられます。
漢方では、「病気」は「心の気」と「体の気」の不調や変調と捉え、気を整えることに注力します。
気の流れを整えること
生薬の薬能を組み合わせた方剤学の考えに基づき、気の流れを整えます。
・気の流れを良くする
・気の偏りを整える
・気を補う
・気を助ける
・気を益す
・血のめぐりを良くする
・リンパ液などの流れを良くする
漢方専門の漢方診断と随証療法
「見病知源」
「病を見て病源を知るべし」
お一人おひとりの気を病んでいる状態(機能面・エネルギー)を観察・分析し、認識する物差しとして漢方理論の陰陽の調和・気血水のエネルギーの流れの具合・経絡経穴の反応(気血水のエネルギーの通り道の状態)・虚(機能不足)or 実(機能障害)・寒性 or 熱性・五臓六腑のトラブル(内臓の気血の不調)など漢方の概念を用いて、どのようなきっかけ(原因・理由)が考えられるか、漢方の病理観を用いて気がどのように不調や変調している状態なのかを把握します。
漢方では、人のカラダを構成し、カラダを巡る「気・血・水」の調和を重要視しています。
「気・血・水」の要素はそれぞれに関連があり、お互いに影響をし合って健康を維持しています。しかしこの3つの要素のバランスが崩れてしまうと不調や病気を招いてしまうので、どれか一つでも不足したり、流れが偏ったり、上衝が起こったり、滞りがあってはなりません。
生薬の薬能の組み合わせである方剤(漢方薬)は、自然の生薬からできています。自然の力を借りて、この3つのバランスの足りないところを本来、私たちが持つ回復力を呼び起こし、自分の力でより良い状態に戻そうとするものです。
また不調の症状だけに目を向けるのではなく、体全体や心の状態といった全体観(整体観)で整えて不調を整えていくのも特徴的です。
漢方的体質チェック「証」
「証(しょう)」=カラダの状態を把握する
漢方では、ある人のその時の体の状態(病態)
=「証(しょう)」
=その時の体質
と捉えます。
「証」=カラダの状態(病態)を観察・分析・把握し、「証」=カラダの状態に最も適した方剤(漢方薬)を選択するためには、生薬の薬能を熟知してどのような生薬の薬能を組み合わせた方剤(漢方薬)を作るかを理解しなければなりません。
その時の「証」(カラダの状態)を把握・判断して、「証」に随って最適な方剤(漢方薬)やよりよい治療法を選択します。
方剤(漢方薬)を服用後、「証」(カラダの状態)の個体差や漢方の反応などをカウンセリングを通じて経過観察し、より良い治療法があるかご一緒に考えさせていただきます。
痛みのメカニズム”経絡の気の詰まり”
カラダの動作に伴う痛みに、
漢方経絡療法・漢方の緩和療法
漢方では、痛みの起こる原因を2つに分類します。
1)「不通則痛(ふつうそくつう)」
2)「不栄則痛(ふえいそくつう)」
1)「不通則痛(ふつうそくつう)」
「不通則痛(ふつうそくつう)」、通ざればすなわち痛む(めぐりが悪い)とは、体内(経絡)を巡る「気・血・水」が体の局所(関節や筋肉・器官など)に停滞している状態です。体の中を「気」「血」「水」などが流れており、何らかの理由でこれらの流通が体の局所(関節や筋肉・器官など)に停滞すると、痛みやしびれの原因になると考えます。この現象を「不通則痛」と表現します。
「気」「血」「水」の流れを促進する生薬を使いつつ、さらに停滞を作る原因を考え、その原因を解消する治療法や養生を行います。
「通則不痛(つうそくふつう)」=通ずればすなわち痛まず、という状態を目指します。
2)「不栄則痛(ふえいそくつう)
「不栄則痛(ふえいそくつう)」、栄えざればすなわち痛む(栄養状態が悪い)とは、十分な栄養(身体に必要な「気・血・水」の質と量)が書く組織に送られていない状態を指します。
「気・血・水」とは身体を構成する3つの要素であり、漢方の考えでは、「気・血・水」がスムーズに体内を循環することで、各組織・細胞・関節・筋肉に栄養や潤いを与え、健康が維持されると考えます。そして、「気・血・水」を循環させるには五臓六腑(内臓)の働きが必要不可欠です。
方剤(漢方薬)は五臓六腑の状態を整え、「気・血・水」のめぐり良くすることで痛みを和らげると考えます。
過労やカレイによる筋肉や骨の衰え、あるいは軟骨のすり減りなどの原因も関節の痛みに発展します。衰えによる痛み、これが「不栄則痛」です。この場合、体を構成する栄養源(気・血・水の質と量)を補って、衰えた状態を予防・改善し、痛みやしびれを軽減させます。
「栄則不痛(えいそくふつう)」、栄えればすなわち痛まず
根本としては、「気」「血」「水」が不足していることが多いため、補益剤(補う方剤)の併用も必要です。
漢方経絡療法では、全身に神経のネットワークがあり、クモの巣のように神経が張り巡らされ、要所要所に経絡(ツボ=体内を巡る通道)があると考えています。経絡に「気・血・水」を循環させ調整することによって、各細胞・神経・関節・筋肉に栄養や潤いを与えることで体の動作が維持されると考えています。
漢方で考える女性の「美容と健康」
月経・妊娠・出産・子育て・更年期
・・・「漢方」で身体の中から美しく